夏のハイドレンジアのカップリングを、今すぐ全員聴いてくれ。
Sexy Zoneの皆さま、Sexy Loversの皆さま。改めまして……
夏のハイドレンジア発売、おめでとうございます!
ラジオや試聴で事前に一部聴いていたのだけど、フルで聴いてみると、やっぱり全曲神曲だ!と改めて実感しました。
全員まだ20代というフレッシュさと、弾けるパッション。
一方で、10年間やってきたというプライドと、自然と滲み出る表現力の深みや厚み。
最近リリースする楽曲たちからは、こうした部分をひしひしと感じます。
一見矛盾してるようだけど、両者をしっかりと融合させることができているのは、Sexy Zoneだからこそだと、私は思います。
毎回言ってるけど、こんなにも素晴らしい楽曲を世の中に発信している彼らが、どうか、どうか報われてほしいと願わずにはいられない。
本当は、私のブログなぞどうでもいい。どうでもいいのだけど、より多くの方に読んでいただくことが、伝わる第一歩なのもまた事実…
彼らの人柄、そして楽曲の素晴らしさを叫ぶ人は、多ければ多いほど良いに決まってる。だから私は、今日もこうしてブログを綴ります。
「夏のハイドレンジア」が素晴らしいのは言わずもがなですが、カップリングがこれまたとんでもなく、よい。しかも全部!!!
というわけで、今回はカップリングをレビューしていきたいと思います!
カップリングは以下の4曲。こちらから試聴も可能です。
Never lie to me
初回限定盤A収録曲。
SZソングではあまり見かけない、ボカロっぽいアレンジが加わった楽曲です。
と言っても、良い意味でボカロに寄せすぎず、セクゾらしさもちゃんと感じさせてくれる、夏らしさ満点の爽やかな1曲。ジャニ好きならば結構みんな好きだと思う。嵐兄さんの王道ソングの系統を継承してる感じ。
「自分に嘘はつかない」なんてタイトルが付いてるもんだから、一体どんなメッセージ性の強い曲来るんだ…?って構えてたけど。聴いてびっくり。めちゃくちゃ可愛らしい曲じゃないか…!
「嘘をついてかっこつけたりせずに、君の全部をさらけ出してくれ!僕ももう自分に嘘はつかない。君のそばにいたいんだ!!」
大分コンパクトにまとめるとこんな内容を歌っているのですが、なんだか高校生カップルを見ているようでめちゃくちゃ微笑ましいんですが……なんだ、この平和な世界……
ボカロ×爽やか×可愛いという、一見すると相反する要素が掛け合わさってるから、ただのボカロ曲でもなく、ただの爽やかな曲でもなく、もちろんただの可愛い曲でもない。
とてもじゃないけど、「この曲はこういう曲です」と一言では言い表せない、複雑な深みが生み出されているところが、この曲の魅力だなと思います。
それをさらっと歌いこなすセクシーたち。この力の抜け具合がに、大人の余裕が滲み出ていて非常にかっこいい。耳馴染みの良い楽曲に、絶妙なセクシーさをトッピングしてくれていて、大人のサマーソングに仕上がっているなと感じます。
桃色の絶対領域
ロックバンド「神はサイコロを振らない」のVo. 柳田周作さんご提供の、初回限定盤B収録曲。
某音楽番組でセクゾと神サイが共演した際、"もしもセクゾに楽曲提供するなら、どんなタイトルにする?"という企画で生まれた架空の曲が、本当に現実になっちゃった、奇跡の1曲です。
タイトルだけ見たら、普通の人ならどんなスケベソングなのか?と思うだろうし、何なら私も絶対トンチキ来たやん、と思ってました。
ところがどっこい。
めちゃくちゃにかっこいい。非常にアダルティ。
イントロ始まった瞬間に気付く。あ、これトンチキじゃないわ。柳田さんごめん。セクシーたちごめん。
そして、歌詞を見て目ん玉飛び出ました。
「貴方」と「貴女」を巧みに使い分け、1曲の中で男女両方の目線を表現してるなんて……!
「Oh My Darling」って歌ってるから女性目線の曲なのね、珍しいな、なんて安直に考えてたら、バコーン!と脳天撃ち抜かれました。(Darlingは男性から女性へも使うんですね、勉強不足…)
肝心なところで、凄いとかやばいとか、小学生並みの感想しか出てこないことがもどかしいけど、取り敢えず柳田さん、本当に凄い。柳田さんがいらっしゃるなら、日本の音楽業界は安泰だわ…
このカラクリを知った上で曲を聴くと、それはもう、全ッ然違う。
女性目線は艶っぽく、男性目線は雄々しげに。
それを完璧に表現するセクシーたちの技量もまた、鳥肌もんです。
それにしても、視覚で捉えると、改めて歌詞のアダルト感を実感しますね……
セクゾと神サイが同世代ということは、私とも同世代ってことだよな…ちょっとちょっと柳田さん、大人の階段上りすぎでは…?
絶対的で魅力的 知れば知っていくほど
お…?おおお…?これは、私の知ってる佐藤勝利ですか?
ド頭から、吐息MAX佐藤勝利のエロスが凄くて思考がストップ。もうしょりたん、しょりぽん、ちょりなんて呼べない……呼んだことないけど…
「貴方悪い人ね」と歌う松島聡はこれまた色気爆発で、いやいや悪いのはあんただよと言いたいし、「不埒な」菊池風磨は相変わらずけしからんし、「寂しさを埋める為に 虚しさを重ね」る中島健人は、流石すぎてもう何も言うまい……
基本的にはジャズっぽくもあり、ちょっとロックっぽさもあるかっこいい曲調で進んでいくこの曲。ところが2番サビラスト、中島健人のクセ全開の
桃色に染まるぅ……
で、曲調がガラッと変わり、一気に真っピンクな世界観へ突入。
そこからCメロ、1フレーズずつメンバーが歌い継ぐ、怒涛のセクシー4段活用!!!!
なんか「縛りつけたいよ」とか聴こえてきたけど、これちっちゃい子も聴くんだけど、R指定なしで大丈夫なのだろうか…
これを菊池風磨が歌うもんだから、やたらとリアリティが生まれてしまって、聴いてるこちらがソワソワしてしまいます。
この曲、シチュエーションはわからなくても、常軌を逸した恋を歌っているのは一目瞭然。
限られた時間での束の間の逢瀬、終わりが来てしまう焦燥感、終わってほしくない渇望感…
そういったものを全て、サビの「Tick-Tack Tick-Tack, ランデヴー」という1フレーズの中に閉じ込めてしまう柳田マジック。
神サイファンの方のレビューも拝見したのですが、「Tick-Tack」にTikTokも掛かっているのでは?(神サイさんがバズったきっかけがTikTokだから)とのこと。
もしそれが本当だとしたら、ちょっとそれはもう、柳田さん、バケモンすぎない?(もちろん最大級の褒め言葉です)。
有名アーティストさんに楽曲提供いただいたことが嬉しくて、ついつい語りすぎました……
Prism
通常盤収録曲その1。
イントロ始まって0コンマ何秒でわかる。はい、神曲来ました。
タイトルの通り、夏の午後、照りつける太陽の光に翳したプリズムのように、キラキラ眩しく輝く"君"の姿が自然と浮かんでくる。
歌詞がキュートだから、可愛い路線の曲なのかな?と思いきや、メロディがちょっと懐メロちっくで、それを歌うセクシーたちの声もしっとり甘やかだから、予想に反してめちゃくちゃエモい。
「頭の中」じゃなくて、敢えて「頭ん中」という表現をチョイスしたり、映画デートという具体的なシチュエーションを盛り込んでたりするから、セクシーたちがいい意味で"どこにでもいそうな男の子"になってるのが、とっても好き。
"ぐるぐる"とか"クラクラ"とか、要所要所で散りばめられた畳語がこれまた良い仕事して、すごく耳に心地良く残るんだよな。
ほらまたズルい顔して 飲みかけのラテ奪った君
初っ端のこのパートを歌う風磨くん、あなたがもうズルいのよ。
風磨くんが歌う"飲みかけのラテ"って、それだけでなんかよくわからないけど、もう最高なのよ。
なんだろう、そこはかとなく漂う爽やかなエロさ?いや、セクシーさ?と言った方がいいのかな。とにかく、この一言にときめきと甘酸っぱさが詰め込まれてる。
そして、個人的に好きなのが、落ちサビ。
何もかもきらめいて いちいちもうときめいて
I love you I just need you
ここの聡ちゃんがそれはもう最高に良くて良くて、本当に良すぎるので、通りすがりの方を片っ端から捕まえて、皆さんに聴いてほしいぐらいです。
今回Cメロ〜落ちサビまでけんそうしか歌わないという大胆な歌割り自体、とても珍しいなと思うのだけど、このパートが全SZソングの松島パートの中で1番好きと思えるほど、それはもう、もの凄くよい。
ちょっとリズムをずらしたり、語尾を伸ばしてみたりと、松島聡としての表現力をこのパートに全部詰め込まれている気がして、アーティスト・松島聡の素晴らしさに改めて感服しました。
3人体制の時代を思うと、落ちサビのソロを聡ちゃんが1人で任される日が来るなんて…
ちょっと泣きそうになってしまう。色んな感情が混ざり合って、ここだけでご飯軽く10杯はいけちゃうよ……
この曲、ケンティーもお気に入りだそうですが、今流行りのちょっとシティポップっぽい感じもあるので、おしゃでエモな音楽が好きな方にも非常におすすめです。
Heat
通常盤収録曲その2。
「RUN」以降、シングルごとに1曲入っている全編英語詞曲。今回はこちら。
セクゾの英語詞曲は、J-POPというよりは割と洋楽に寄せてる印象なので、これこそまさにサブスク解禁で世界に発信してほしい。J-POPにあまり馴染みのない外国の方にもハマるんじゃないかな。
この曲は、何を隠そう、ふまけん高音大炸裂祭りです!わっしょーい!!
そして同時に、しょりそう低音大放出祭りでもあります!わっしょーい!!
ふまそうとけんしょりに分かれて、それぞれサビの高音と低音を担当しているのですが、これが私の語彙力じゃどうにもならないぐらい、めちゃくちゃ良い。
ふまけんの、"裏声の向こう側"ぐらい振り切った高音は、尊すぎてもれなく拝みたくなるし、しょうそうの低音は、敢えて無機質に歌うことで、兄貴'sのたっぷり情緒の高音と対照的で、すごく際立ってる。
溢れ出る疾走感が気持ち良くて、高速を車でビュンビュン飛ばしながら聴きたいよね〜なんて思ってたら。
どうやら歌詞が結構アダルトだぞ……
ひと夏の熱い恋を歌ってるわけですが、日本語訳を見る限り、ん??この熱というのは夜の熱ということなのか??
あの日の僕らはクレイジーだった
もう一度しないか
すべてに身を任せて
いやこれは、ちょっと結構やばくないかい…?蘇るananの中島健人…
しかも思いっきり夏ソング感出してるくせに、え、これ主人公の季節12月なの?真冬やないかい。半年も前の恋をグダグダ引きずってるなんて、とんだこじらせ野郎だな、セクシーさんたちよ……
そんなやばい歌詞をこんな爽やかに歌い上げるセクシー、天晴れです。これはもう正真正銘"世界のSexy Zone"だよ!
あああぁぁもう、大好きだッッッ!!!
はい、というわけで全曲レビューしてみましたが、これ全部表題曲じゃないんですよ、信じられますか??
こんなにも素晴らしい楽曲ばかりなのに、それが全部カップリングとして眠ったままになってしまうなんて、
許せない!!!(©︎菊池風磨)
そんなこと、絶対にあってはならないんだ!!
本当に、まじで、サブスクでもYouTubeでももうこの際何でもいいから、とにかくこの曲たちをより多くの人が見られる形で披露しよう。いや、披露してください、切実にお願いします、偉い方!!!
止まらないセクゾ愛を思う存分ぶちまけたところで、益々止まらなくなりそうなので、そろそろ締めたいと思います。
今回も、お読みくださりありがとうございました!
夏のハイドレンジア、表題曲も含め、本当に本当に素敵な作品です。
1人でも多くの方の手に、この作品が届きますように……